旅好きのメモ

旅好きの筆者が日本から簡単に行ける海外の見所をメモ

ロシア

極東ロシアの路線図

人口希薄地帯の極東ロシアは、かなり移動が困難というふうに思われがちですが、ロシア帝国の時代から現代にかけて、鉄道網が発達しています。 以前の記事で、個別の鉄道については見てきましたが、今回は、一気にまとめて紹介します! 【シベリア鉄道】 1. …

モンゴル縦貫鉄道に乗ってみよう!

中国の北京から内モンゴル自治区、モンゴル国を経由してロシアのモスクワまでを結ぶK3/4次列車などが通るのが、今回紹介するモンゴル縦貫鉄道です。 モンゴル縦貫鉄道の路線自体は、極東ロシアのブリヤート共和国の首都ウランウデから中国の内モンゴル自治区…

【絶景】極東ロシアの世界遺産を知ろう!

極東ロシアはモスクワやノヴォシビルスクなどの大都市圏から遠く、美しい自然が残されています。 極東ロシアには今のところ文化遺産はないので(今後先住民関連の文化遺産ができる可能性はある)、ここでは自然遺産のみの紹介となります。ここまでのダイナミ…

極東ロシアの都市を年代順に並べてみた

〈東方進出〉シビル・ハン国の滅亡(1598年) 【サハ共和国】ヤクーツク(1632年) 【ハバロフスク地方】オホーツク(1647年) 【ザバイカリエ地方】チタ(1653年) 【ザバイカリエ地方】ネルチンスク(1653年/1654年) 【ブリヤート共和国】ウランウデ(16…

ロシア国境の町は面白い!

ロシアと隣国との国境にある町は、本当に面白い場所が多いです。今回は、訪問に許可が必要なハサン(中国と北朝鮮と向かい合う町)は除外したうえで、極東ロシアの国境の町を紹介しようと思います。 【ブラゴヴェシチェンスク】 この投稿をInstagramで見る С…

極東ロシア、行く価値はある?

ここまで極東ロシアについての記事を更新してきましたが、「ぶっちゃけ、行く価値はあるの?」という疑問は旅行先を選ぶうえで湧いてくるはずです。 日本からはモスクワまでも直行便はあるので、「黄金の環」と呼ばれるロシアの古都巡りなどをしたい方や、ロ…

サハリン鉄道に乗ってみよう!

ロシア最大の島、サハリン。かつて日本統治時代だった南樺太(1905年~1945年)で整備された樺太鉄道をソ連が接収し、その後に北部への延伸や、老朽化した支線の廃止などによる効率化が進められて現在に至っています。 かつての南樺太にある路線は、日本統治…

第二のシベリア鉄道「BAM鉄道」に乗ってみよう

日本で有名なロシアの鉄道といえば、ロシア帝国の時代に建設されたシベリア鉄道でしょう。 しかし、極東ロシアにはシベリア鉄道と並走する形で建設された「第二のシベリア鉄道」なるものが存在することを皆さんはご存知でしょうか。 今回は、シベリア鉄道の…

はじめての極東ロシア③「シベリア鉄道に乗ってみよう」

ビザが簡略化され、近くなった隣国ロシア。 今回は、ロシアに行くなら是非乗ってほしい、世界最長の鉄道「シベリア鉄道」について紹介します。 これまで紹介してきた都市の多くがシベリア鉄道の沿線に発展してきたこともあり、国内線よりはゆっくりと旅がし…

はじめての極東ロシア②「歴史好きにオススメできる町」編

ビザが簡略化され、近くなった隣国ロシア。 前回は、第一弾として「誰にでもオススメできる町」を紹介しました。ウラジオストク、ハバロフスク、ブラゴヴェシチェンスク、ユジノサハリンスクという、かなりメジャーな町ばかりの紹介にはなりましたが、自分も…

はじめての極東ロシア①「誰にでもオススメできる町」編

ビザが簡略化され、近くなった隣国ロシア。 ただ、世界一広大な(冥王星より大きい)国とあって、そのなかの行き先がなかなか定まらないのではないでしょうか…? 今回は、ロシア旅行好きの友人らと話し合い、「初めての極東ロシア訪問時にオススメしたい町」…

極東ロシアの町の人口ランキング(2021年版)

日本の主要都市と比較しながら、極東ロシアの人口の多い町(10万人以上)をランキング化してみました。 ≪静岡県・静岡市≫(688,507人) 1. ハバロフスク(610,305人) 2. ウラジオストク(600,871人) ≪鹿児島県・鹿児島市≫(592,277人) ≪石川県・金沢市≫(…

旅好きが教える、極東ロシアの国内線ガイド

今回は、極東ロシアの国内線の情報を、主要空港からのアクセスという形で紹介します。僻地の場合は日程が不規則なことが多いので、曜日については後述する予約サイトで各自ご確認頂ければと思います。 1. ウラジオストク国際空港 この投稿をInstagramで見る …

旅行前に知っておくべきロシアの大気汚染問題

昭和の時代に比べると圧倒的に公害が減少した日本で生活しているとなかなか気づきにくいことですが、世界的にはかなり大気や河川の汚染が進んでしまっている場所が多いのが現実です。 中国やインドなどの大気汚染についてはニュースで注目を集めているものの…

ウランウデの見どころメモ

モンゴル系のブリヤート人が多く暮らすブリヤート共和国の首都です。極東ロシア屈指の都市で、バイカル湖方面やモンゴル方面へのアクセスへの拠点ともなっています。 ※随時更新しています。 リンポチェ・バフシャ ウランウデの北部にあるチベット仏教の寺院…

ネルチンスクの見どころメモ

ロシアと清の国境紛争(アルバジン戦争)のあと対等条約が締結されたことで有名な町です。今では小さな町ですが、世界史好きにはオススメ。福島安正がロシア横断の際に立ち寄った町でもあります(1894年1月26日〜28日) ※随時更新しています。 ネルチンスク…

チタの見どころメモ

ザバイカリエ地方の最大都市で、極東ロシアでも人気のある町のひとつです。ロシアらしい町の雰囲気がありながらも、市内には少数民族の仏教寺院もあり、文化的な多様性が見られます。 ※随時更新しています。 戦勝公園 この投稿をInstagramで見る Чита(@chita…

ヴャーゼムスキーの見どころメモ

ハバロフスクからすぐ南にある、シベリア鉄道沿線の町です。町名はこの区間の鉄道技師だったヴャーゼムスキーにちなんで名付けられました。 ヴャーゼムスキー像 鉄道駅の前にあるヴャーゼムスキー(1839〜1910年)の像です。極東ロシアの他にも、カフカス地…

ヤクーツクの見どころメモ

ロシア最大の共和国で、世界最大の地方自治体としても知られるサハ共和国の首都です。寒極に近い辺境にある町でありながら、極東ロシアでも5番目に大きな町として非常に栄えています。冬の訪問はハッキリ言って全くオススメできませんが(外出時には凍傷の危…

世界最大の自治体?謎の国「サハ共和国」に行ってみよう

ロシアの正式名称は「ロシア連邦」と言い、ロシア人が圧倒的多数派の地域の自治体(州、地方など)以外に、少数民族が優勢な地域に設置されている「共和国」という区分があります。 こうした「共和国」がロシア連邦を構成しており、共和国の中では一定の自治…

ティンダの見どころメモ

バイカル・アムール鉄道(バム鉄道)の建設に伴い発展したアムール州第四の町です。 大祖国戦争戦没者慰霊碑 大祖国戦争(独ソ戦)で命を落とした戦没者を追悼して建てられた慰霊碑です。 レーニン像 大祖国戦争戦没者慰霊碑のすぐそばに建てられているレー…

スヴォボードヌイの見どころメモ

アムール川の支流ゼヤ川のそばに築かれた町で、アムール州でも3番目に大きな町となっています。 ロシア内戦記念碑 ロシア内戦での赤軍の勝利を記念して建てられたモニュメントです。近くには、1912年の市の創設を記念するオベリスクや集団墓地などもあります…

ベロゴルスクの見どころメモ

アムール州でブラゴヴェシチェンスクに次いで大きな町であるベロゴルスクは、シベリア鉄道の本線と中国国境(ブラゴヴェシチェンスクとほぼ同義)とを結ぶ交通の要衝として発展してきた町です。 レーニン像 シベリア鉄道のベロゴルスクⅠ駅の構内にあるレーニ…

ブラゴヴェシチェンスクの見どころメモ

中国の黒河市に向かい合うアムール州の州都ブラゴヴェシチェンスクは、極東ロシアの発展とともに繁栄を遂げ、中露の関係が改善した今では経済大国の中国へのゲートウェイとして活気に満ちています。 平和公園 1920~1950年代(いわゆるスターリン時代)の政…

ビロビジャンの見どころメモ

スターリン時代に設立されたユダヤ自治州の州都ビロビジャンは、アムール川の支流のビラ川沿いに建てられたエキゾチックな町です。ロシア国内でありながらユダヤ文化を感じられる不思議な雰囲気が、訪れる観光客を魅了してきました。 メノーラー ビロビジャ…

ペトロパブロフスク・カムチャツキー周辺の見どころメモ

もともとロシア帝国の太平洋進出の拠点として発展した町です。現在もカムチャツカ地方の最大都市としての地位にあります。 カムチャツカ地方郷土博物館 カムチャツカ地方の歴史や風俗、豊かな自然などを紹介している博物館です。 千島列島解放記念碑 ソ連軍…

マガダンの見どころメモ

金鉱開発のためにつくられた町で、スターリンに送られた流刑囚によって発展しました。日本人抑留者も金鉱開発に従事させられたことで知られています。現在もマガダン州の州都としての地位にあります。 悲しみのマスク 金鉱開発などに従事させられた囚人たち…

オハの見どころメモ

サハリン島の最北端にある北部最大の都市で、石油産業の拠点の一つとして栄えている町です。 レーニン像 ソ連時代に建てられた文化宮殿の裏手に建てられたレーニンの銅像です。 聖セルギイ教会 1995年に発生したネフチェゴルスク地震の犠牲者を追悼する目的…

ノグリキの見どころメモ

ティモフスコエのさらに北にある、石油産業の拠点の一つとなっている町です。 ノグリキ郷土博物館 ノグリキの歴史や文化などを紹介する博物館です。館内には、先住民ニヴフなどの資料が充実しています。 ネフチェゴルスク地震追悼教会 1995年に発生したネフ…

アレクサンドロフスク・サハリンスキーの見どころメモ

ユジノサハリンスクに州都が移される前にサハリン州の州都だった町です。比較的小さな町ではあるものの、ロシア帝国の時代からの史跡も残る見どころの多いエリアです。 チェーホフ歴史文学博物館 かつてロシア帝政期の文化人チェーホフがサハリンでの滞在の…