旅好きのメモ

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旅行前に知っておくべきロシアの大気汚染問題

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昭和の時代に比べると圧倒的に公害が減少した日本で生活しているとなかなか気づきにくいことですが、世界的にはかなり大気や河川の汚染が進んでしまっている場所が多いのが現実です。

 

中国やインドなどの大気汚染についてはニュースで注目を集めているものの、ロシアもその例外ではなく、現在もシベリア連邦管区ウラル連邦管区などの工業都市を中心に、深刻な汚染に悩んでいます。

 

せっかく海外旅行でこのようなマイナスの情報を出すのは申し訳ないのですが、EUや日本といった先進諸国ではない地域に渡航する以上、どうしてもこの問題から目を背けるわけにはいきません。

 

極東ロシアは豊かな自然に囲まれた町が多いものの、それでもシベリア連邦管区に近いエリアを中心に大気汚染の問題を抱えている場所もあるので、今回は、現状を知っておく上でも、2019年時点の情報をもとにお伝えできればと思います。

 

最も深刻な4つの都市

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大気汚染のレベルが最悪のレベル「ОВ」となっている都市が極東ロシアに4つあるので、そちらを以下にリストアップします。

※参考にしたサイトはこちら

 

これらの町では、特に冬季を中心に大気汚染が深刻になるので注意してください!

 

大気汚染の高レベルな町

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前述の3都市以外に、大気汚染度が高レベル「В」(ОВに次いで悪い)と評価された町もあるので、そちらも以下にリストアップします。

 

※参考にしたサイトは同じくこちら

 

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いかがだったでしょうか。

 

極東ロシアの玄関口となっているユジノサハリンスクウラジオストクもランクインしているのが本当に残念です…!私自身はこれまで深刻な大気汚染を極東ロシアで感じたことがなかったので、衝撃的な結果ではあります。

 

※私がユジノサハリンスクを訪問したのが春、ウラジオストクが秋なので、冬季ほど深刻ではなかったからかもしれません。

 

いずれにせよ、上記にランクインしている都市であっても、深刻な大気汚染が発生するかは風向きや気温などの気象条件によるところが大きいと思うので、少しでも空に違和感を感じた場合は、屋外になるべく出ない、あるいはマスクを着用するなどの必要な対策を取ってください!

 

※上記の大気汚染とは若干ニュアンスは異なりますが、沿海地方のナホトカなどの石炭の積み出し港では、冬の風の強い日には粉塵が舞うこともあるので、こちらにも注意が必要です。