ブラゴヴェシチェンスクの見どころメモ
中国の黒河市に向かい合うアムール州の州都ブラゴヴェシチェンスクは、極東ロシアの発展とともに繁栄を遂げ、中露の関係が改善した今では経済大国の中国へのゲートウェイとして活気に満ちています。
平和公園
1920~1950年代(いわゆるスターリン時代)の政治的抑圧による犠牲者を追悼する慰霊碑、それから国際主義者(赤軍に協力した外国人たち)の記念碑などがある市内の公園です。
アムール州人形劇場
ソ連時代の1964年に建てられた人形劇場。州都らしい立派な建物です。
集団墓地
ロシア内戦と大祖国戦争(独ソ戦)の戦没者の眠る集団墓地です。
大天使ガブリエル教会
もとは1903年にカトリック教会として建てられたもので、1932年の当局による閉鎖を経て1946年にロシア正教会の所有となった歴史的な教会建築です。
生神女イコン教会
1904年から1907年にかけて建てられたロシア正教会の建物です。ソ連時代は集会所として利用されていましたが、ソ連崩壊後の2011年にロシア正教会として復活しました。
港湾労働者慰霊碑
大祖国戦争(独ソ戦)に駆り出されて命を落とした港湾労働者を追悼して建てられた慰霊碑です。
レーニン像
アムール州議会の前にあるレーニン像です。州議会の反対側には、レーニン勲章を受章した記念碑が建てられています。
フョードル・ムギン記念公園
ロシア内戦で蜂起し、白軍に処刑されてフョードル・ムギン(1878~1919年)を記念して整備された公園です。恐らくは処刑された場所に設置されたもの。園内には、ムギンの像と、町の建設を記念する碑があります。
コテルニコフ邸記念館
アムール商人のコテルニコフの邸宅だった建物を記念館にしたものです。
ムラヴィヨフ・アムールスキー像
極東ロシアの発展に貢献した東シベリア総督ムラヴィヨフ・アムールスキーの像です。その見つめる先は極東最大の大河アムール川。
アムール州郷土博物館
アムール州の歴史や文化などを紹介する博物館です。隣接する立派な建物は、1901年に建てられた「将校の家」。
レーニン像
アムール川のそばに建てられたレーニン像です。前述のものとはまた別のレーニン像なので注意。
勝利広場
大祖国戦争(独ソ戦)の戦勝を記念して整備された広場です。広場には、戦没者の名前が刻まれた記念碑があり、周辺には、ニコライ2世が皇太子だった時代にブラゴヴェシチェンスクを訪問したことを記念して建てられた凱旋門(2005年再建)や、河川用潜水艇プロジェクト1125号(大戦期に活躍した)の記念艦などもあります。
国境警備隊の碑
アムール川沿いにある、国境警備隊と犬をかたどった碑が建てられています。中国と向かい合う町らしいモニュメント。
アムール州演劇劇場
1860年に建てられた劇場です。初演はプーシキンの演劇だったとの記録が残っています。
生神女福音大聖堂
ブラゴヴェシチェンスクの由来となっている生神女福音(受胎告知)教会です。もともとは1879年に建てられたもので、当時の様式に合わせて1997年から2003年にかけて建設されました。入口にはムラヴィヨフ・アムールスキーとインノケンティをかたどった銅像があります。
サヤピン邸記念館
ブラゴヴェシチェンスクに暮らしていた帝政期の議会選挙人のサヤピンの邸宅を保存したものです。
※随時更新しています。