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世界最大の自治体?謎の国「サハ共和国」に行ってみよう

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ロシアの正式名称は「ロシア連邦」と言い、ロシア人が圧倒的多数派の地域の自治体(州、地方など)以外に、少数民族が優勢な地域に設置されている「共和国」という区分があります。

 

こうした「共和国」がロシア連邦を構成しており、共和国の中では一定の自治が行われています。

 

そんな連邦構成共和国のなかでも最大のものがサハ共和国で、名前の通り、サハ人(ヤクート人)という民族が多数派の地域に設置されている世界最大の地方自治体です。

 

寒極にあり、人間が住むにはあまりにも厳しい環境であることから、人口密度が1㎢あたりたったの0.3人という脅威的に人口の少ない共和国となっています(モンゴルでも人口密度は約2人/㎢はある)。

 

そんな厳しい自然環境で暮らしてきたサハ人は、自然との調和を重んじるシャーマニズムを信仰してきた歴史があり、のちに(ロシア人による宣教活動の結果として)キリスト教を受容してからも、スピリチュアルな側面を大切にする人々でもあります。

 

ヤクーツク

 
 
 
 
 
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町全体がなんと永久凍土の上に建設されているサハ共和国の首都です。今では極東ロシアでも五番目に大きな町となっています。

 

ネリュングリ

 
 
 
 
 
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良質な石炭が採れることから炭鉱の町として発展してきたサハ共和国第二の都市です。シベリア鉄道のスコボロディノ駅や、バム鉄道のティンダ駅からの鉄道が走っていて便利です。

 

アルダン

 
 
 
 
 
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金鉱開発で発展してきたサハ共和国第五の都市です。ネリュングリからも比較的近く、両都市の間には鉄道が通っています。

 

ミールヌイ

 
 
 
 
 
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ダイヤモンドの鉱山都市として発展してきたサハ共和国第三の都市です。鉄道は通っていないので、基本的にはヤクーツクからの空路での移動となります。後述するレンスクとの間は車で移動が可能。

 

レンスク

 
 
 
 
 
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ミールヌイ鉱山開発の拠点として発展してきたサハ共和国第四の都市です。基本的にはヤクーツクからの空路での移動となりますが、ミールヌイとの間には道路が通っていて移動が可能。

 

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いかがだったでしょうか。これ以外にも、寒極付近にある「世界で最も寒い定住地」オイミャコン村(アクセスに難あり)や北極圏のテュクシなど、まだまだ奥深いのがサハ共和国です。

 

ヤクーツク発のレナ川でのクルージングでは、永久凍土で石灰石質の川岸が削られてできたレナ石柱自然公園世界遺産)を見学することもできます。とにかく雄大な自然が魅力のサハ共和国、ぜひ皆さんも一度足を運んでみてください!