旅好きのメモ

旅好きの筆者が日本から簡単に行ける海外の見所をメモ

モンゴル縦貫鉄道に乗ってみよう!

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中国の北京から内モンゴル自治区モンゴル国を経由してロシアのモスクワまでを結ぶK3/4次列車などが通るのが、今回紹介するモンゴル縦貫鉄道です。

 

モンゴル縦貫鉄道の路線自体は、極東ロシアのブリヤート共和国の首都ウランウデから中国の内モンゴル自治区のエレンホトまでを結んでいるので、ここではこの区間の見どころについて紹介します。

 
 
 
 
 
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まずはブリヤート共和国

モンゴル縦貫鉄道の起点となるのは、ロシア連邦を構成するブリヤート共和国の首都ウランウデです。ウランウデはブリヤート語(モンゴル諸語のひとつ)で「赤いウダ川」を意味する町です。ロシア人とモンゴル系ブリヤート人の歴史と文化が融合した面白い場所なので、乗車前にじっくり観光してみてください☆

 

国境を越えスフバートルへ!

 
 
 
 
 
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ロシア側のナウシュキ駅から国境を越えてモンゴルに入ると、最初に到着するのがスフバートル駅です。スフバートルはモンゴル縦貫鉄道の建設のためにつくられた町で、その郊外にはアルタンブラグという、1921年のモンゴル革命の舞台となった村があります。せっかくモンゴルを旅するので、ぜひここで博物館を見学してみてください!

 

工業都市のダルハンへ!

 
 
 
 
 
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スフバートルからモンゴルらしい草原地帯を眺めながら南下すると、ようやく町らしい町へと到着します。ここは、ソ連の支援を受けてモンゴルの社会主義革命40周年(独立宣言からは50周年)にあたる1961年に建設された工業都市ダルハンです。見どころはそこまで多くはないものの、半世紀前に突如として草原地帯に計画都市が作られたことを思うと、なかなか感慨深いものがあります。

 

首都ウランバートルに到着!

 
 
 
 
 
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ダルハンからはまた草原地帯をひたすら走ります。そしていよいよ電車は首都のウランバートルに到着!人口約150万人というモンゴル唯一の大都市です(国内人口の約半数が暮らす)。もとはチベット仏教化身ラマ、ジェプツンダンバ・ホトクトの居所を中心に発展した移動式の都市で、定住化が進んでから多くの仏教寺院が建てられました。見どころだらけなので、少なくとも数日は滞在したいところです。日本への直行便もあるので、時間がない方はここから帰国することもできます。

 

砂漠の町サインシャンドへ!

 
 
 
 
 
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ウランバートルを離れると、ここからは内モンゴルを目指す旅となります。チョイルあたりからは徐々に緑も薄くなり、いよいよ本格的にゴビ砂漠へと入っていきます。このゴビ砂漠のなかで途中下車しておきたいのがサインシャンドです。ダンザンラブジャーという19世紀のゴビ・ノユン・ホトクト(ゴビ砂漠化身ラマ)の遺品を展示する博物館があるほか、郊外には彼が建てた仏教寺院であるハマリン寺やが今も存続しています。その奥には世界の気が集まるというエネルギーセンターがあり、世界屈指のパワースポットとして人気があります。

 

国境を越えて内モンゴルへ!

 
 
 
 
 
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サインシャンドを出ると、鉄道は再び荒涼としたゴビ砂漠を延々と走ります。国境の町ザミンウードから中国国境に入ると、いよいよ旅も終わりが見えてきます。鉄道は国境を越えてまもなく、モンゴル縦貫鉄道の執着駅にあたるエレンホトに到着します。エレンホトは国境観光の拠点として人気があり、多くの観光客(当然ながら大半は中国人観光客)で賑わっています。ここでモンゴル縦貫鉄道自体は終わり。ここからは時間がなければ北京まで飛行機を使えますが、余裕があれば集二線を経て北京駅まで鉄道に乗っていくこともできます。

 

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いかがだったでしょうか。

 

ロシアのブリヤート共和国からモンゴルを経由して中国の内モンゴル自治区まで直通で繋がっているモンゴル縦貫鉄道は、恐らく鉄道好きなら誰でも旅情を掻き立てられるルートとなっています。

 

景色も、山岳地帯から草原地帯、そして砂漠地帯へとどんどん様変わりしていくので、大陸のスケールの大きさを心ゆくまで感じることができます!

 

区間を走破するとなると、日数がどうしてもかかりますので、スケジュールを調整して、一部区間だけでも是非乗ってみてください。

 

では、次の記事もお楽しみに!