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【メモ】極東ロシア③サハリン州

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極東ロシアのメモです。

サハリン州の主な都市をまとめてみました(※日本固有の領土、北方領土は除外)

 

ユジノサハリンスク

サハリン州で最大の都市(日本時代は豊原)

【由来】1882年に設置された集落ウラジミロフカを起源とする。現在の名称は「南サハリンの町」を意味する。

 

コルサコフ

サハリン州で第二の都市(日本時代は大泊)

【由来】アメリカの艦隊派遣計画に対抗し、ロシアが1853年に久春古丹(和人の拠点)を占拠して設置した哨所ムラヴィヨフスキーが起源。のちにロシア帝国が再占領した際に東シベリア総督だったコルサコフに敬意を表して命名された。

 

アニヴァ(アニワ)

コルサコフ西方の町(日本時代は留多加)

【由来】1886年に設置された集落リュトガを起源とする。現在の名称は町が面するアニワ湾から名付けられた。

 

ホルムスク

サハリン州で第三の都市(日本時代は真岡)

【由来】1870年に設置された哨所マウカを起源とする。現在の名称は「丘の町」を意味する。

 

ネヴェリスク(ネベリスク)

ホルムスクの南方にある町(日本時代は本斗)

【由来】1789年にロシアが発見したアイヌコタンのポント・ケシを起源とする。現在の名称は探検家ネヴェリスコイに敬意を表して命名された。

 

トマリ

ホルムスク北方の間宮海峡沿いの町(日本時代は泊居)

【由来】アイヌの地名トマリ・オロ(港の内)を起源とする(1870年に設立)。ソ連時代の1946年に、アイヌ語で「」を意味する現在の名称となった。

 

ウグレゴルスク

トマリ北方の間宮海峡沿いの町(日本時代は恵須取)

【由来】日本時代に設立された製紙と炭鉱の町を起源とする。ソ連時代の1946年に「炭山の町」を意味する現名称となった。

 

シャフチョルスク

ウグレゴルスク北方の間宮海峡沿いの町(日本時代は塔路)

【由来】日本統治時代に設立された炭鉱の町を起源とする。ソ連時代の1947年に「鉱山の町」を意味する現在の名称に変更された。

 

ドーリンスク(ドリンスク)

ユジノサハリンスクからすぐ北にある町(日本時代は落合)

【由来】1884年に設置された集落ガルキノ=ヴラスコエを起源とする。現在の名称は「谷の町」を意味する。

 

ヴズモーリエ(ブズモーリエ)

ユジノサハリンスク北方のオホーツク海沿岸の町(日本時代は白浦)

【由来】1891年に設置された集落シラロコが起源(同名のアイヌコタンのそばにあった)。現在の名称は「海辺」を意味する。

 

マカロフ

ヴズモーリエ北方にあるオホーツク海沿岸の町(日本時代は知取)

【由来】1892年に設置された集落セリュトラを起源とする。現在の名称は、日露戦争で戦死した名将マカロフに敬意を表して名付けられた。

 

ポロナイスク

マカロフ北方にあるオホーツク海沿岸の町(日本時代は敷香)

【由来】1869年に設置された哨所チフメネフスキーを起源とする。現在の名称は「ポロナイ川の町」を意味する。

 

スミルニフ(スミルヌイフ)

ポロナイスク北方の50度線そばの町(日本時代は気屯)

【由来】日本統治時代に50度線沿いに築かれた軍事拠点の気屯を起源とする。現在の名称は、8月16日に日本軍との戦闘で戦死した指揮官スミルニフに敬意を表して名付けられた。

 

ティモフスコエ

スミルニフ北方の北サハリンの町

【由来】1880年に築かれた逃亡囚人の集落デルビンスコエを起源とする。現在の名称は「ティミ川の村」を意味する(かつては「ティミ川の町」を意味するティモフスクだったが人口減少により降格)。

 

アレクサンドロフスク・サハリンスキー

ティモフスコエ西方にある間宮海峡沿いのかつての州都

【由来】1869年に設置された流刑地アレクサンドロフスキーを起源とする。現在の名称は「サハリンのアレクサンドルの町」を意味する。

 

ノグリキ

ティモフスコエ北方の町

【由来】ソ連時代の1929年に設置された集落を起源とする。町の名前は先住民ニヴフの言葉で「臭いのする川」を意味し、集落の近くを流れている小川の名称(このエリアのニヴフの部族名でもあった)から採用された。

 

オハ

サハリン最北端にある第四の都市

【由来】1880年に発見された油田地帯を起源とする。町の名前は近くを流れるオハ川から採られたもので、エヴェンキ語で「悪い」あるいは「トナカイの足の皮」を意味する(川の伝承に基づく)。