【メモ】極東ロシア④その他の町
極東ロシアのメモです。
沿海地方、ハバロフスク地方、サハリン州を除く主な都市をまとめてみました。
(※なお、極東連邦管区に入っていないイルクーツク州以西はシベリアに分類されるものとし除外した)
マガダン
マガダン州の州都
【由来】ソ連時代の1929年に金鉱開発の拠点として設立された。名称の由来については、「海底の堆積物」「乾燥した木」など諸説ある。
ペトロパブロフスク・カムチャツキー
カムチャツカ地方の中心都市
【由来】1740年にロシアの調査船が発見した天然の良港を起源とする。探査船の名前「聖使徒ペトロ号」と「聖使徒パウロ号」に因んで「(カムチャツカの)ペトロとパウロの町」を意味する現在の名称となった。
ビロビジャン
【由来】シベリア鉄道に設置されたティコンカヤ駅の周囲にできた入植地を起源とする。町の名称は、近くを流れるビラ川とビジャン川から採られた。
ブラゴヴェシチェンスク
アムール州の州都
【由来】1856年に築かれたコサックの入植地を起源とする。現在の名称は、この地に建設された生神女福音大聖堂を記念して「生神女福音(受胎告知)の町」を意味する現名称が与えられた。
ヤクーツク
サハ共和国の首都
【由来】1632年にコサックが建設した砦を起源とする。現在の地名は「ヤクート人(サハ人のロシア側の呼称)の町」を意味する。
チタ
ザバイカリエ地方の中心都市
【由来】1653年のコサックがチタ川沿いに築いた越冬宿舎を起源とする。地名はそのままチタ川から採られた。
ネルチンスク
チタ東方にある町
【由来】1653年に設置された監獄ネリュツキーを起源とする。1696年に清からの攻撃を防ぐため要塞都市が築かれ、「ネルチャ川の町」を意味する現名称となった。
※現在のネルチンスク市街はかつての要塞都市(現カリーニノ)より北に移動しているので注意
ウランウデ
ブリヤート共和国の首都
【由来】1666年にコサックがウデ川沿いに築いた砦を起源とする。ソ連時代の1934年にブリヤート語で「赤いウデ川」を意味する現在の名称となった。