ウラジオストクの見どころメモ
極東ロシアの政治経済の中心都市で、日本人にも非常に人気のある観光地ウラジオストクの見どころをメモ。
【アクセス】日本の成田国際空港などから直行便が就航。ハバロフスク方面からウスリースク駅などを経由するシベリア鉄道に乗車して訪問することも可能。空港自体はアルチョーム市にあるので、空港からはバスまたは鉄道などに乗って移動する。
※随時更新しています。
自動車博物館
ソ連時代のクラシックカーなどを展示するレトロな自動車博物館です。車好きは必見。
対日戦戦没者集団墓地
1945年8月9日から始まった対日戦での太平洋艦隊の戦死者が眠る集団墓地です。
聖ニコライ大聖堂
ロシア帝政末期に日露戦争の犠牲者追悼のために建てられた大聖堂です。
カトリック教会
アルメニア教会
ロシア帝国の時代に建てられたアルメニア教会。おそらく日本に最も近いアルメニア教会ではないかと思われます。世界で初めて国教化したアルメニア王国の歴史を受け継いでいます。
ルーテル教会
鷲の巣展望台
金角湾を一望できる絶景スポットです。ケーブルカーに乗れば1分半で到着可能。(ロシア語:Орлиное Гнездо)
森本庭園
正式名称は富山ウラジオストク友好庭園。富山市とウラジオストク市の姉妹都市提携を記念して造られた日本庭園です。
スハノフの家博物館
ロシア帝国の時代の邸宅を博物館にしたもの。
ムラヴィヨフ・アムールスキー像
極東でのロシアの地位を向上した、極東ロシアで英雄的な扱いを受けているかつての東シベリア総督の銅像。
プーシキン劇場
ロシアを代表する文化人プーシキンの名を冠する劇場です。
日露戦争記念碑
日露戦争で戦ったロシア軍兵士の記念碑です。盾を持った天使の像が印象的。
ネヴェリスコイ記念碑
ロシアの極東進出に貢献した探検家ネヴェリスコイの記念碑です。海岸沿いにはロシア柔道発祥地記念碑もあるので併せて訪問可能。
提督広場
ロシア海軍(ソ連海軍)の太平洋艦隊ゆかりの広場。ソ連時代に建てられた太平洋艦隊本部、太平洋艦隊劇場(その沿岸部にあるウラジオストク創設者の碑は必見)、ニコライ2世の凱旋門、市立博物館、聖アンドレイ教会(大戦時の戦没者の追悼施設/永遠の炎が燃える)、C-56潜水艦博物館(1936〜1955年)、記念艦クラスニー・ウィムペル(1910〜1958年)など、とにかく狭いエリアに見どころが詰まっている。
グム百貨店
もともとロシア帝国の時代に建てられた百貨店の建物で、ソ連時代にモスクワのグム百貨店が入居しました。
中央広場
ウラジオストクの中央広場です。中央に日本の方向を向くソ連兵士の像があり、その左右には日本軍と戦った赤軍パルチザン(1918〜1922年)とソ連兵(1945年)を讃える記念碑が設置されています。中央から見て右方には現在ウラジオストク最大の大聖堂である救世主顕栄大聖堂があります。
ポクロフスキー大聖堂
もとは1897年に建てられた大聖堂です。ソ連時代に破壊を受けたあと再建されました。近くに与謝野晶子の歌碑があるので、日本人としてはそちらも必見。
シナゴーグ
正式名称ベイト・シーマ。ウラジオストクのユダヤ人コミュニティが1916〜1917年に築いたシナゴーグです。
ウラジオストク要塞博物館
かつての要塞をそのまま博物館にしたもので、かつての閉鎖都市の趣を感じられるスポットとして人気。
姉妹都市広場
ウラジオストクの姉妹都市を紹介する広場です。日本のものとしては、北から函館市、秋田市、新潟市の三都市が紹介されています。近くには、チェルニゴフ王子教会(ロシア正教会)や日本人の抑留者たちも建設に動員されたディナモ・スタジアムなどがあります。
ウラジオストク鉄道駅
シベリア鉄道の終着駅として建設された駅舎です。プラットフォームにはモスクワからの距離を示すキロポストや記念列車があり必見。
沿海地方博物館
正式名称は「アルセーニエフ記念国立沿海地方歴史博物館」。沿海地方の辿った歴史を展示している博物館。
アルセーニエフ邸記念館
極東の自然を愛した探検家、ウラジーミル・アルセーニエフ(1872〜1930年)の邸宅を改装した記念館です。アルセーニエフは黒澤映画の『デルス・ウザーラ』の主人公でもあります。
カザン教会
ソ連時代に解体された教会の跡地に建てられた文化宮殿の建物を再び教会に改装したもの。
ハサンの英雄記念碑
1938年に勃発した張鼓峰事件(ハサン湖事件)での日本軍と戦ったソ連側の犠牲者を追悼する慰霊碑。
ルースキー島連絡橋
ウラジオストクには橋梁好きならぜひ行きたい橋。ウラジオストク本土とルースキー島を結ぶ、執筆時点で世界最長の斜張橋(全長3.1km)です。鷲の巣展望台から見える黄金橋(全長2.1km)とは別物なので注意。