旅好きのメモ

旅好きの筆者が日本から簡単に行ける海外の見所をメモ

【絶景】モンゴルの世界遺産を知ろう!

f:id:kentravel:20211213135750j:plain

広大な国土を持つモンゴル。遊牧民が行き交ったモンゴル高原は人口が希薄な地域で、首都ウランバートルから一歩でも外に出ると、そこには美しい自然環境が広がっています。

 

1. ウヴス・ヌール盆地

モンゴル最大の湖として知られるウヴス・ヌールの周囲に広がる盆地で、2003年に世界自然遺産に登録されました。手つかずのステップ、そして砂漠とツンドラが混ざり合った光景は圧巻です!湖自体はモンゴル領内にあるものの、盆地自体は国境を越えてロシア側のトゥヴァ共和国(モンゴル系のトゥヴァ人の連邦構成共和国)にも跨っています。

 

2. オルホン渓谷

数々の遊牧民国家の遺跡が残るエリアで、2004年に世界文化遺産に登録されました。モンゴル帝国の古都カラコルムや、ウイグル(回鶻)の都城オルド・バリクなどが築かれたほか、東突厥の指導者ビルゲ・カガン(毘伽可汗)の業績を刻んだオルホン碑文などを見ることができます。

 

3. モンゴル・アルタイ山脈の岩絵群

モンゴル西部にあるモンゴル・アルタイ山脈に残る岩絵群で、2011年に世界文化遺産に登録されました。更新世(氷河期末期)にマンモスなどが描かれた岩絵のほか、突厥(および分裂後の東突厥)を築いたテュルク系民族による狩りの様子など、時代を超えて描かれた数々の岩絵が見られます。

 

4. ブルカン・カルドゥン

チンギス・ハーンが埋葬された地と伝わり、モンゴル人に霊峰として神聖視されてきた標高2450mの山です。富士山が2013年に霊峰として世界文化遺産に登録された流れを受け、2015年に世界文化遺産に登録されました。

 

5. ダウリヤ

モンゴルの北東部からロシアのザバイカリエ地方にまたがる手つかずのステップ地帯です。3種類のツルが生息しているほか、モンゴルガゼルなどの希少な動物も見られ、2017年には世界自然遺産に登録されました。

 

- - - - - - - - - - - - - - -

いかがだったでしょうか。

 

モンゴルには、執筆時点で5つの世界遺産があり、自然遺産、文化遺産のいずれも広大な領域をカバーしていることがわかります。

 

首都ウランバートルからは遠い場所が大半ですし、訪問には長距離バスや国内線などを駆使して行く必要があります。しかし、その先の光景はどれも壮大なものなので、訪れる価値は十分にあると言えます。

 

ただ、自然遺産についてはいずれも国境地帯にあることから、トラブルを避けるためにも、できる限りツアーでの訪問をオススメします。